失せ人の詩(ウタ)
生けるひと
幸せを手に入れたひと
わたしはそれを
遠くから見ている
その輝きは
失せ人のわたしには
あまりに眩しく
目蓋を開けば
瞳が焼き尽くされそうな
あまりの眩しさに
怯えてわたしは
その輝きの届かない
深い深い闇へと逃げ込み
今度は
わたしを食い尽くさんとする黒藍色の闇に
また怯えるのです
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